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在外研究の準備に大忙し [生活]

今年初めての記事をやっと書けます…。

去年、12月中旬の海外出張から帰った直後に、それまでの忙しさの反動が来て風邪を引いてしまい、年末までほとんどずっと寝たきりでした。“ほとんど”と言うのは、子供たちも胃腸炎を伴う風邪を引いたりマイコプラズマ気管支炎になったりして、病院の救急外来に連れて行ったりせざるを得なかったからです。おかげで、クリスマスは最小限、正月も最小限でした。

そんな風にして、半月寝たきりの生活が続いたので、年が明けてもそれを立て直すのが大変でした。年明けは授業はほとんどなくて、後期試験(+採点)と、会議に出席するのだけが、時間的拘束です。それだとなかなか生活のリズムができないですね。しかも、風邪が原因で寝込んだのだと、寝たことで疲れが取れるという感じでもなかったんですよね。そうこうしているうちに、あっという間に1月が終わってしまいました。

1月の終わりに、訪問交流ビザ(J1)の必要書類が届いて、ビザ発給の手続きを開始しました。アメリカは9・11以来、ビザ発給が厳しくなったらしく、この手のビザ発給には必ず大使館での面接が必要になり、しかも即日発給では無くなってしまったということでした。

20年以上前の大学時代に留学ビザ(F1)を発給してもらったときは、確かに、特に面接のようなものはなくて、すぐに発給されたように記憶しています。但し、当時はまだ、アメリカに観光で行くにもビザが必要な時代だったので、それを申し込みに来ていた人(多くは旅行会社の人でしょう)で、アメリカ大使館がごった返していたのを覚えています。今は観光はビザ免除だから、混雑は緩和されているんでしょうね。

今回は、自分だけではなく、家族も J2 Dependents としてJ2ビザを発給してもらわなければならないので、手続きも4人分、僕が一手に引き受けてやっています。まぁ、僕の都合でアメリカに行くわけだから当たり前なんですけど。しかし、手続き(必要書類の記入)がオンライン化されていて、インターネットを通してできるのはいいんですが、こんなこと聞くの?というぐらいに内容が細かくて驚きました。

たとえば、過去5回のアメリカ訪問日と、過去5年間の訪問国を書かなければならないんですよ。そのために、パスポートのスタンプと、Google Calendar のデータをひっくり返して記憶をたどりました。過去五回の渡米は、それでも「回数」で区切られるからよかったのですが、過去5年間の訪問国は、我ながら、すごい数でした。最後に行った日が新しい順に、ポーランド、イタリア、エストニア、香港、セルビア、メキシコ、ドイツ、ベルギー、クロアチア、オーストリア、イギリス、シンガポールで、合計12カ国。これって、行った国の内容によっては睨まれたりするんだろうなあ、と思います。

いちばん困ったのは、記入内容が正しいということを証明できる、日本にいる家族以外の人2人、という部分。仕方なく、研究上の友人の名前を書きましたが、はっきり言って、僕が過去5年間に訪問した国なんて、彼らは知る由もないです。

お役所仕事だな~、とあきれた部分もありました。内務省が「愛国者法」の目的のために使う The Student and Exchange Visitor Information System (SEVIS) の料金はクレジットカードでドルで払い、これとは別に、ビザ発行手数料を、ペイジー(Pay-easy)を使って銀行ATMで払わされるといった具合。こんなの、別々に払わせないで、統一できないのかい、と思いました。

あと、写真を電子的にアップロードできるようになっているのに、それとは別に、印字した紙に写真を貼らせられるし、アップロードする写真はよく分からない基準で電子的に適切かどうか判断されて、ダメだとはねられたりしました。(おかげで、娘の写真を写真屋で撮り直す羽目に…。)

面接は明日、2月14日に予約しました。発給まで7~14日かかるらしい。実は28日からその週末まで、学会でフランスに出張なのですが、ビザ発給に14日目一杯かかると、パスポートが間に合うように帰ってこないことになり、フランスに行けなくなってしまいます。どうしたらいいのか電話で質問するのに、1回2190円かかるというシステムになっているのですが、仕方ないので、質問しました。そうしたら、答えは「面接時に、28日から使うということを領事に申し出て、それを受けた領事の判断で、間に合うようにビザを押して返せると判断されれば普通にパスポートを提出させるし、無理そうだと判断されたら、ひとまずパスポートを持って帰って、使い終わってから郵送してもらう」と。

うーん、すっきりしませんねえ。フランスに行った後(3月4日帰国)、また11日から、在外研究先の家探しに1週間アメリカに行く予定にもしているのですが、その間の5日間で足りるのかなあ。足りないとしたら、そこから戻る18日までパスポートを預けるのを引き延ばさざるを得ないかも知れない…。

ビザの他に頭が痛いのは、今住んでいるマンションの部屋を、不在中賃貸に出す件です。既に仲介業者への申し込みは済ませていて、一度は内覧を経て契約の申し込みがあったのですが、もっといい物件が後で見つかったらしく、キャンセルされてしまいました。果たして本当に借りてくれる人はいるのか…?

賃貸のために僕らが払う犠牲は多大です。

僕らが退出した後、部屋の内装をリフォームしてから入居可ということになるので、入居可能な日を3月の後半にして借り主が付きやすいようにするために、何と、僕がアメリカに行って不在の12日に退出するんです。それから後は、僕がいない間は相方と子供たちは相方の実家の世話になり、その後は渋谷のウィークリーマンションに月末まで滞在ということになります。(4月1日が出発のため。) 体力的な犠牲が特に大きいですね。

それに、その間、研究活動ができるかどうかも分からない。在外「研究」に行くための準備には、当然、研究面での準備も含まれるのですが、このままでは、そっちに手が回らない恐れもありますね。

金銭的に考えても、これは結構な“投資”です。何しろ、

  1. 家財の大部分を、相方の実家(@石川県)の倉庫に送る費用 =約300,000円
  2. 本の大部分を、段ボール詰めして僕の職場の研究室に送る費用 =約100,000円
  3. 部屋のリフォーム費用 =200,000円
  4. ウィークリーマンションに泊まる費用 =180,000円
  5. 海外への引っ越し荷物を送る費用(主に衣服?) =約300,000円

が必要になるわけですから。いや、5は賃貸に出さなくてもかかるお金なので、「賃貸による負担」ではないですけど。しかし、1,2,5は帰ってきたときに、この逆をやらなければいけないわけで2倍に計算しなければならない。5を除いて考えると、総額118万円ということですね、貸すための投資は。

一方、家賃収入はというと、現時点では20万円+管理費で出しているんですが、仲介手数料8%と、その残りのなかから源泉徴収所得税20%を取られることになっていて(僕の収入だと20%は通常の所得税額なので、確定申告をしてもこのままですね)、1ヶ月15万円ぐらいの収入。2年間まるまる貸すことができたとして360万円。差し引き、最大で242万円ですね、入ってくるのは。

うーん、確かに大金だし、僕がアメリカの医療保険をあてにできなくて、支出が読めないので、お金はあるに越したことはない。でもやっぱり、ものぐさな僕には、そのためにやらなければならない色んなことの負担感の方が大きく感じるんですよね…。貸すことは決めてしまったことだから、今更どうしようもないことですけど。

今願うのは、とにかく、研究ができなくなるほど、諸々の雑事が増えて欲しくないということだけですね。やれやれ。


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