2度目のフィラデルフィア [旅]
アメリカにいるんですが、いまいち、アメリカに来ている感じがしません。
いや、もちろんワークショップ(学会)はアメリカ人だらけだし、アメリカにいるのは確かなんですが、試験の採点を抱え、本来の締め切り1月28日を出張中に迎えてしまうために、特別に帰国後の2月2日に延ばしてもらっているから、外をほっつき歩くということができないのが最大の理由でしょう(軽い鬱と腰痛もあるし…)。今朝も、本来なら3つめ、4つめの基調講演があるのですが、より楽しそうなポスター発表に的を絞って、ホテルで採点中なのでした。
やっと百数十枚のレポートを読み終えました。受講者数が大幅に増えたのを見て、枚数を「5枚」から「3枚」に減らしたのですが、これでも多すぎてしっかり読めないというのが正直なところでした。2枚未満しか書いてこない学生もいて、これはある意味では助かるのですが、これにはしっかり悪い点をつけなきゃいけないんですよね~。皮肉なことに。
来年度は下手するともっと人数が増えかねないので、たとえば「1枚」で努力の跡がはっきり判別できるようなレポート課題を考えなきゃ身が持ちませんね、これは。(試験するような講義内容ではないし…。)
フィラデルフィアは2回目ですが、ここまでの印象では、何となく、僕が今まで見てきた幾多のアメリカの大都市に比べるとコクが少ないような…。独立宣言を出したときの首都で、歴史はあるはずなんですけど。

在外研究の候補地の一つにしているんですがねえ。平和ということだから、いいことなのかな?
鬱から抜けられない。 [健康]
しばらくブログの更新ができませんでした。最大の理由は、12月の中旬以降、鬱が再燃しているからです。
今飲んでいる薬は、
- リーマス100mg×3
- ユーパン0.5mg×3
- アモキサン25mg2C×3
- マグラックス330mg×3
- ジプレキサ2.5mg×1
- ジェイゾロフト25mg×1
- ジェイゾロフト50mg×1
- ユーロジン1mg×1
- ロヒプノール2mg×1
で、1錠というのは寝る前に飲むものです。相方が年末から息子を連れて里帰り出産で石川に行ってしまって独り暮らし状態なので、1週間おきの通院できめ細かく薬を調整してもらっています。
今の飲み方で特筆するべき点としては、アモキサンをかつてないほど多く飲むことになっているという点と(それに伴う便秘対策でマグラックス)、初めてジプレキサを飲んでいるということ。僕の担当医は、「あまり興奮しすぎないように」、つまり躁転対策としてこれを入れたようなことを言っていたのですが、調剤薬局の薬剤師さんによると、鬱にも効いてくるとのこと。分類としては、非定型抗精神病薬なのですが、恐らく、今SSRIないしSNRIとの組み合わせの治験が進んでいる薬なのではないかと思われます。食欲が亢進する、血糖値が上がる、体重が増加する、という、製薬会社も原因がわからないという副作用があるだけに、減量したい僕としてはちょっと気に掛かる薬ではあるんですが、今のところ目立って食欲が出たという感じはありません。
まぁ、独り暮らし状態のせいで、例年通り京都で新潟の家族と過ごした年末年始を除いては、鬱も手伝って食事抜きが何回もあったというのもあるかな…。つまり、食欲増進よりも、行動抑止の方が強く働いているという。いや、でもその代わりにジャンクフードの間食は増えているからプラスマイナスゼロかな。
それにしても、これだけ薬を飲んでもなかなか鬱から抜けられなくて、ほぼ1日おきの割合で夕食を作る気力がなくてそのまま寝床へ、という状況が続いています。担当医が言うには、もはや薬の問題は小さくて、妻と子供に依存で成り立っていたのが、依存できない状況になっているからでしょうということで、僕もそれはその通りだと思います。
相方には、このままでは耐えられずに仕事に穴を開けたりして取り返しのつかないことになるのが怖いから、無理を承知で何とか帰ってきてはくれまいかと、何度かメールには書いたのだけど、「元気出して」としか言ってくれないのです。まぁ確かに、もう予定日の10日前だから飛行機には乗れないし、鉄道でも(少なくとも息子を連れてというのは)非現実的。それに、ここ東京では出産場所を見つけるのが困難を極めるということで、相方としてはそういうことは考えたくないのはわかるんだけど…。
ここ2~3日はもう僕もあきらめて、時々様子を見に来てくれるという自分の両親に頼ることにしているんだけど(成人の日の3連休は2人で来てくれたし)、来てくれたら来てくれたで、帰ってしまったときの寂寥感がまた耐えるのが厳しいんだよね…。
今度の週末は石川に様子を見に行くことになっているんだけど、今の状態では、そもそも動けるかどうかが朝起きたときの状態次第だし、夕方になると決まって身体が鉛のように重くなるし…。いずれにしても、生まれるのはもうすぐだから、せめて生まれたら1ヶ月検診を待たずに帰ってきてくれるわけにはいかないのかなあ。
(そんなことを言いながら、予定日の後の1月27日から2月1日まで、アメリカに学会で出張することになっているんだけど、この体調では、本当にいけるのかどうか怪しいし、行っても何もせずただ行ってきただけになってしまう恐れがある。本当に早く鬱を抜けてほしいよ。)